♪あの娘はルイジアナ・ママ やって来たのはニューオーリンズ
髪は金色 目は青く 本物だよディキシークイーン・・・
アメリカ南部 ルイジアナ州
アメリカ最大の大河ミシシッピがメキシコ湾に注ぎ込むデルタ地帯に栄える町、ニューオーリンズ。
1803年にナポレオンが$1500万でアメリカに売却した後、一時スペイン領に。その後、約100年に渡ってフランス領となる。そのため、この町では今もあちらこちらにフランス統治時代の名残を見つけることができる。
誰もが知っている天才ルイ・アームストロング(サッチモ)を生んだジャズ発祥の地であるニューオーリンズには、フランスやスペインからの移民や先住民、そしてアフリカからの黒人たちの文化が融合し、世界中でここにしかないディープ・サウス・カルチャーが息づいている。
※2001年8月1日より、ニューオーリンズ国際空港は「ルイ・アームストロング国際空港」に名称を変更。ミュージシャンの名前が国際空港名となるのは世界初。
中学生の時に初めて聴いたカーペンターズが歌う名曲「ジャンバラヤ」・・・。その歌詞の意味を理解したのはそれから20年近くもたって念願の地を訪れた時だった。
♪ジャンバラヤ、クロー・フィッシュ・パイ、フィレ・ガンボ・・・
その独特なスパイスの効いたクレオール&ケイジャン料理の虜になり、マルディ・グラ・インディアンズの「コール&レスポンス(呼びかけ歌)」の「チャント(語り)」を聴き、何故か遠く離れた故郷秋田を懐かしく思い出しホームシックにかかったことを今も不思議に覚えている。
この町はジャズの聖地であり、歌と踊りのゆりかごである。数多くのライブハウスが軒を連ねるバーボン・ストリートは、夜になると開け放った扉や窓から溢れるあらゆるジャンルの音の洪水に打たれ、明け方までこの町のグルーヴに身を任せる酔っぱらい達がごったがえしている。こんな場所はアメリカ広しといえどもニューオーリンズをおいて他に無い。
ミシシッピ・リバーの蛇行に沿って発達したニューオーリンズはクレッセンド・シティー(三日月の街)という愛称を持つ。他にスモーキン・ホールと呼ぶ者達もいる。中でもこの町を最も象徴的に言い当てている愛称がThe Big Easy・・・。この言葉の持つ本当の意味を理解するまでに、初めてこの地を訪れたあの日からちょうど10年の月日を要した。
「The Big Easy」その意味は「無礼講」
老若男女、金持ちもそうでもない者もTシャツ1枚で自分自身に授けられた生命を満喫し、人間本来の喜びを思い出させてくれる場所、、、。
人生はカーニバル、踊る阿呆に観る阿呆、、、今宵を大いに楽しもう!
Big Easy & Be Cool !