B's Poetry

R&Rの洗礼…(ヒーロー達のメッセージ)
731f8383.jpg…幼い頃は望めばすぐに何(誰)にでもなれた。
月光仮面と七色仮面にはじまり、黄金バット…鉄人28号にエイトマン、ウルトラマンとセブン…、人間発電所ブルーノ・サンマルチノにデストロイヤーや千の顔を持つ男=ミル・マスカラス…明日のジョーにタイガーマスク、燃える闘魂アントニオ猪木、そして突然、グループサウンズ(特にスパイダースとテンプターズ&モップスも大好きだった)、、そして永遠のスーパースター、エルビスに至るまで…。当時、憧れの存在に成りきることの心地よさ…それに勝る遊びはなかった。
俺の記憶が確かなら…あれは小学校5年生の時、同級生と一緒に観に行った映画『小さな恋のメロディー』主役のマーク・レスターは、まるで女みたいな 金髪で色白のかわいい子役で、当時は世界的な人気で一世を風靡していた。今にして思えば「ホームアローン」のマコーレ・カルキンとか…デュカプリオに勝るとも劣らぬアイドルぶりだったはず。もっとも俺にはマーク・レスターなんてど〜でもよかった。お目当ては勿論、相手役のヒロインの女の子…(笑)かわいかったぁ!多分…俺が生まれて初めて"無茶"した〜いと思った異性はトレイシー・ハイドだわ、、欧米か!?(笑)しかし、その直後R&R(ロックンロール)を知ってからの俺は突然…トレイシー・ハイドと言うよりも、、ジキルとハイド!?って感じでしたからぁ〜(#^O^#)(残念)だから欧米かって!
それなりの行列に並んで、映画館に入るなり暗がりの中を全速力で走り"特等席"を確保すると間もなくニュース映像が流れて…世界状勢とか知らなかった出来事に引き込まれた。そして、いよいよ本編の上映にそなえて友達とニタッと目配せをして小突き合いながら椅子に深々と座り直し、その時を待った…。
しか〜し、(∵) 同時上映??『エルビス・オン・ステージ』…田舎の映画館の無茶な2本立て、、お目当てのトレイシー・ハイドとご対面する前に、まずは謎のモミアゲのオッサンの記録映画(ドキュメント!?)に付き合うハメになった…。
大袈裟に登場して大観衆を前に仮面ライダーよりもど派手なアクションと衣裳で歌う…ジャンプスーツのモミアゲ野郎に熱狂するオーディエンス(観客)。ステージ上でドラマチックに動いて歌い、スポットライトに浮かび上がるスーパースター。髪の毛を振り乱し泣きじゃくりながら絶叫する女性ファンたち…、こんな風に取り乱す"大人たち"を見た事ない。…初めて見る驚くべき光景…、しかし、子供ごころにも、それが"歓喜の姿"である事だけははっきりとわかった。ロックのリズムに体も揺れて…何故かは明確に説明することは出来ないが、、"人々に感動を"…「これだ!」その時、ある種の"確信"を得た。あえて言うなら、それこそ突然、雷に撃たれたように、その瞬間 エルビスによってロックンロールの洗礼を受けてしまった。。。
次の瞬間、もうトレイシー・ハイドなんて眼中になかった。(笑)繰り返し上映される2本立て…「エルビス・オン・ステージ」をもう1回観たが、「小さな恋の…」は既に何故か観賞に耐えなかった…(苦笑)それ以来 俺の日々は一変した。剣道とRock'n Roll! oh yeah,-----------
 小学校の卒業アルバム、…将来の夢に「大きくなったらエルビス・プレスリーのような立派な歌手になって…」と迷わず書いた。
 1977年、8月17日(日本時間)奇しくも俺の誕生日に、キング、エルビスの訃報は世界中を駆け抜けた…。例えようのない哀しみに包まれたあの日から、溜め息が出るほど…いつの間にか年月は随分と流れ、過ぎ去った……。
何かに夢中になることに理屈なんて通用しない。ヒーロー達が教えてくれた。仲間たちを決して裏切らない事。誰かと共に感動する喜びを…、。
"立派"かど〜かはともかく、俺は今でも歌手である。。。
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