B's Poetry

いつ頃からか…すっかり履かなくなったトニーラマのウェスタンブーツが何足も…そして、家族の靴が所狭しと並ぶ玄関の下駄箱の上には、昔新宿の三越で…ちょっと無理して買った金色のトップフレームに入ったミロ画伯の『ソブレテキシズム』
エネルギーに満ちたこの摩訶不思議な作風が普段は何ひとつ主張することなく生活空間に溶け込んでいるが、時に突然想像力をかきたててくれるきっかけにもなる我家の出入口の一角…そのフレームとアクリル板の間、マットの部分に挟んだ何年か前に貰った母からの手紙に久々に見入ると…、遠く離れ離れで暮す故郷の、愛する母の思いが瞬時にこの心に降り注ぎ、胸がいっぱいになると、いつの間にか俺は再びささやかな元気を取り戻す…。
幾つになっても、母親とは実にありがたいものだ。。。そのことに気づく度に決まって思う、、母に会いたいと…。

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ハガキありがとう。
良い曲が完成してよかったね。
どんなに辛い時でも、プラス思考で暮そうよ。
「求めよされば与えられん」だよ。
光の道を歩こうよ。
そよぐ草木のささやきを聞き　背を押してくれる風の力を感じ　花のほほえみ　鳥の歌　君にエールを送っているよ。
燦々と降る光を受けとめ　自分の花を咲かせてみようよ。
かぐわしく誇り高く　大きな花に育てようよ。
愛する家族のために、そして母のために、もうひと花咲かせて下さい。
頑張れ！！自分に与えられた能力を錆つかせるな。感動を呼びさませ努力あるのみだよ。
応援しているよ。そして祈っているよ。母より
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月末の四ッ谷３丁目でのライブ翌日から、亡父七回忌法要のためアートも一緒に帰郷する。親父もきっと喜ぶに違いない。久しぶりに母に会えるのが、今からとても楽しみだ…。

2008年10月17日